中尊寺の歴史は西暦850年、嘉祥3年まで遡ります。
天台宗の高僧だった慈覚大師円仁が岩手県平泉町に
開いたお寺で、当時の名称は弘台寿院で、この時はまだ
中尊寺という名称ではなかったのです。
そして後の西暦1105年、長治2年に
奥州藤原氏初代清衡公が長い時間をかけて、
戦で亡くなった多くの人々の霊を慰めるため、
そして仏国土の建設にと多くの堂塔伽藍の建立に着手し、
天皇より【中尊寺】の寺号を与えられ、
弘台寿院から中尊寺となったのです。
中尊寺の名の意味にはいくつか言い伝えがあり、
「東北地方の中心という意味である」
または
「どのような辺境の地であったとしても、自分にとって
今居る場所が 仏様の世界とされる法界の中心だ」
など、中尊寺の名前にはこれらの意味が
込められているとされています。
ちなみに天台宗の高僧だった慈覚大師円仁は
中尊寺の他にも同県に毛越寺、山形県には立石寺、
秋田県には蚶満寺、青森県には円通寺と東北地方に
多くの寺を開いてきた人物です。
